よく使用するROSコマンド
ここではよく使用するROSコマンドについて紹介しようと思います。
コマンドを入力する時、Tab補完という機能を利用すると簡単に入力できます。 Tabキーを押した時、入力していた文字を補完してくれる機能です。 他に同じ文字の使用している対象がいなければすべて補完し、同じ文字を使用している対象がいれば重複している文字までを補完してくれます。
一覧
実行コマンド
roscore: ROSで通信するときに使用
roscoreはROS Master、ROS Parameter Server、rosoutログ用のnodeを立ち上げている。
rosrun: プログラムを実行するときに使用
注 : roscoreを起動しておく必要がある
roslaunch: roscore
と複数のrosrun
を同時に実行
roscore
と複数のrosrun
を同時に実行 環境コマンド
rosdep: パッケージの依存しているファイルに関する(操作する)コマンド
rosdepを使用する時、一番最初に実行するコマンドで、 rosdepを初期化し、最新のもの更新する。
パッケージの依存しているファイルを確認するコマンド
不足しているファイルをインストールするコマンド
通信情報コマンド
rosnode: ノードに関するコマンド
立ち上がっているノードを確認する。
rostopic: トピックに関するコマンド
動いているトピック名一覧を表示する。
トピックから配信されている値を確認する。
トピックにデータを送る。
rossrv: サービスに関するコマンド1
使用できるサービス全てを表示する。
サービスの型を確認する。
rosservice: サービスに関するコマンド2
動いているサービスの一覧を表示する。
サービスを起動する。
rosparam : パラメータに関するコマンド
パラメータを設定できる変数の一覧を表示する。
変数にパラメータを設定する。
rosmsg: メッセージに関するコマンド
メッセージの一覧を表示する。
メッセージの型を確認する。
rosbag: 現在の状況を記録したり、再現したりするコマンド
動いているトピックを記録する。記録したものをバグファイルと呼ぶ。
記録するトピックは一つ一つ指定できるが、引数-a
を取ればすべてのトピックを記録できる。
バグファイル名を指定しない場合は、その時の日付と時刻がファイル名になる。
バグファイル名を指定する場合は引数に-O
を取る。バグファイルの拡張子は.bag
になる。
記録したバグファイルを再生する。
注 : roscoreを起動しておく必要がある
その他のコマンド
roscd: 移動コマンド
指定したディレクトリまで移動する。
rosed: ファイル編集コマンド
指定したファイルを編集する。
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